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【第5号】GBP/USD週次AI分析レポート|2026年3月第4週

サブタイトル:英小売底堅く・消費者信頼感は急落──イラン停戦交渉の行方がすべてを決める局面

📊 先週のGBP/USD振り返り

項目

週始値

1.3428

週高値

1.3480(火曜・停戦期待で急騰)

週安値

1.3250(月曜・地政学リスク再燃)

週末終値

1.3257

前週比

約▲170pips(下落)

先週は激しい乱高下の1週間でした。週初はトランプ大統領がイランの発電所攻撃を示唆したことでリスクオフ・ドル買いが強まりGBP/USDは1.3250まで急落。しかし火曜日に米国が停戦交渉に向けた15項目の和平案をイランに提示したとの報道で急反発し1.3480を記録。その後イランが交渉を拒否したことで再び失速、週末にかけて1.3257まで下落して引けました。

🔑 先週の主要イベント

英CPI(2月):予想通り3.0%で通過

  • 結果:前年比3.0%(1月と同水準、予想通り)

  • コアCPI:3.2%(予想3.1%をわずかに上回る)

  • サービスインフレ:4.3%(1月4.4%から低下)

  • 重要: このデータはイラン紛争勃発前(2月28日以前)のデータのため、市場への影響は限定的

英小売売上高(2月):予想より底堅い

  • 結果:前月比**-0.4%**(予想-0.8%より小幅な落ち込み)

  • 英国消費が完全には崩れていないことを示した

  • ただし英国消費者信頼感は3月に1年ぶりの低水準まで急落

中東・イラン情勢:最大の変数

  • ブレント原油:1バレル105ドル近辺(1990年以来最大の月次上昇ペース)

  • トランプ大統領:イランへのエネルギー施設攻撃期限を4月6日まで再延長

  • イラン:15項目の米和平案を拒否し、5項目の逆提案を提示

  • ルビオ国務長官:「攻撃終了にはあと2〜4週間要する」と発言

  • パキスタンを仲介とした間接交渉が進行中も、前途は不透明

🔍 今週の注目イベント(3月30日〜4月3日)

🔴 最重要:米雇用統計(NFP)4月3日

  • 発表:4月3日22:30(日本時間)

  • 前回(2月):-9.2万人(大幅マイナス)、失業率4.4%

  • 注目ポイント:イラン戦争・原油高が雇用市場に波及し始めているか

    • 強い結果→ FED利下げ期待後退→ドル高→ポンド安

    • 弱い結果→ 景気悪化懸念→リスクオフ→ポンド下押し

🟡 その他の注目指標

  • 3月30日: EU CPI(3月速報値)

  • 3月31日: 米JOLTS求人件数・日銀短観

  • 4月1日: 米ISM製造業PMI

  • 引き続き: イラン停戦交渉の動向(最重要外部変数)

📈 テクニカル分析

先週の乱高下を経てGBP/USDは1.3250〜1.3300のサポートゾーンでの攻防が続いています。200日移動平均線(1.3411付近)は依然として上値の壁として機能しており、これを明確に突破できるかが回復への鍵となります。

現状のポイント:

  • サポート:1.3250 / 1.3219(3月安値)/ 1.3100

  • レジスタンス:1.3400 / 1.3480 / 1.3500

  • BOEの利上げ観測(年内2〜3回)はポンドの下支え要因

  • ただし中東リスクオフのドル買いが上値を抑える構図が継続

🌍 相場を支配する大局観

現在のGBP/USDは3つの力が綱引きしている状態です。

  1. ポンド買い要因: BOE全会一致タカ派→年内利上げ観測(70%)

  2. ドル買い要因: 中東有事・原油高→リスクオフ→安全資産ドル需要

  3. ポンド売り要因: 英経済の弱さ(GDP0%・消費者信頼感急落)

この3つの力が均衡している限り、方向感が出にくいレンジ相場が続く可能性が高いです。明確なトレンドが出るとすれば中東停戦か紛争激化のどちらかです。

🤖 編集後記

今週最大のリスクイベントは金曜の米雇用統計ですが、正直なところ今の相場は経済指標より中東のニュースヘッドラインの方が動きを決めています。どんな指標が出ても「イランが停戦合意した」という一報が出れば、GBP/USDは数百pips動くポテンシャルがあります。今週は経済指標と地政学リスクの両方に目を向けて、ポジション管理には細心の注意が必要です。

本レポートは情報提供・教育を目的とした一般的なマーケット解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は読者ご自身の責任において行ってください。当サービスは投資助言・代理業の登録を受けていません。

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