📊 先週のGBP/USD振り返り

項目

週始値

1.3258

週安値

1.3219(3ヶ月ぶり安値)

週高値

1.3423

週末終値

1.3428付近

前週比

約+170pips(回復)

先週は波乱の展開でした。週前半はFOMCを控えてポンドが軟調に推移し、3ヶ月ぶり安値1.3219をつけました。しかし週後半にかけてBOEの予想外のタカ派サプライズが相場を一変させ、週末にかけてほぼ全値戻しとなりました。

🔴 先週の最重要イベント:FOMC&BOEダブル発表

FOMC(3月18〜19日)

  • 政策金利:3.50〜3.75%に据え置き(予想通り)

  • 2026年インフレ予想:2.4% → 2.7%に上方修正(サプライズ)

  • パウエル議長:「インフレの鈍化が想定より遅い」「イラン戦争の経済影響は時期尚早」

  • ドットチャート:年内1回の利下げ見通しは維持も、全体的にタカ派バイアス

  • 結果:米国債利回り上昇+ドル高 → GBP/USD一時押し下げ

BOE(3月19日)

  • 政策金利:3.75%に据え置き(予想通り)

  • 票決:9対0の全会一致 ← 最大のサプライズ!

  • 前回2月は5対4の僅差だったが、今回はイラン戦争・原油高によるインフレ再燃リスクを全委員が重視

  • 結果:「タカ派サプライズ」としてポンド買いが加速、GBP/USDが急反発

市場の大きな変化: 先月まで年内2回の利下げを織り込んでいた市場が、わずか数週間で年内利上げリスクを70%織り込むという驚異的な転換が起きました。

🛢️ 相場の最大変数:イラン情勢・原油

NY原油は引き続き1バレル100ドル超で推移。ホルムズ海峡での緊張が続いており、エネルギー供給混乱リスクが英国経済にもダイレクトに影響しています。原油高はBOEにとって「利下げできない理由」であり、逆説的にポンドの下支え要因となっています。

🔍 今週の注目イベント(3月23〜27日)

🟡 水曜:英CPI(2月)3月25日

  • 発表:3月25日16:00(日本時間)

  • 前回(1月):前年比3.0%

  • 注目ポイント:BOE全会一致据え置きの後だけに、このデータが今後の方向性を決める

    • 上振れ(3.2%超)→ タカ派継続→ポンド買い加速

    • 下振れ(2.8%以下)→ 利下げ観測復活→ポンド売り圧力

🟡 金曜:英小売売上高(2月)3月27日

  • 発表:3月27日16:00(日本時間)

  • 英国消費の実態を示す重要指標。英GDP0%の後だけに、消費の底堅さが確認されるかが焦点。

その他

  • 中東・イラン情勢の動向(引き続き最重要の外部変数)

  • 原油価格の推移

📈 テクニカル分析(AIによる自動分析)

先週のBOEタカ派サプライズを受け、GBP/USDは200日移動平均線を下回った状態から急反発。ただし、複数の短期・中期移動平均線はいまだ下向きであり、上値は引き続き重い展開が続く可能性があります。

現状のポイント:

  • サポート:1.3219(先週安値)/ 1.3100

  • レジスタンス:1.3500 / 1.3680(2月高値)

  • 200日移動平均線:1.3411付近(上値の壁)

  • RSI:48付近(中立~やや売られすぎからの回復局面)

🤖 編集後記

今週最大の学びは「市場予想との差が相場を動かす」という原則でした。BOEの据え置きは予想通りでしたが、票決が「5対4→9対0」という全会一致だったことが大きなサプライズとなりました。「結果」ではなく「どれだけ予想を裏切ったか」で相場は動きます。

今週は英CPI(水曜)が最重要指標です。BOEの全会一致タカ派を「追認」するか「否定」するかで、GBP/USDの短期トレンドが決まる可能性があります。

本レポートは情報提供・教育を目的とした一般的なマーケット解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は読者ご自身の責任において行ってください。当サービスは投資助言・代理業の登録を受けていません。

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